正しいアルコール手指消毒の手順とやり方を覚えましょう

2020/4/4公開 (2020/5/10更新)

こんにちは。 陽だまり歯科院長の猿田陽平です!

今回はアルコールを使用した手指消毒の正しいやり方をご紹介したいと思います。

今回の新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、病院や歯科医院に限らず、飲食店でも入店前にアルコール消毒を促しているところが増えてきましたね。

当院でも来院された患者さんには入り口にてアルコール消毒をお願いしているのですが、「やり方が分からない」と言われることがあったため、ホームページにまとめることにしました。

これを読んで正しく感染予防していただければと思います。

今回紹介してるのは、通称【外科洗い】と呼ばれる方法に近いやり方です。 アレルギーやアトピーなどでアルコールが使えない方も、石けんで同じやり方で洗ってもらえれば効果があります。

アルコールの殺菌効果

新型コロナウイルスはまだまだ収束に向かうどころか、拡大の一途。

そこでみなさん、

ニュースではアルコール等(エタノール)で消毒しましょう!って言ってるけど…
本当に意味があるのか…?

というところから疑問があるのではないかと思います。

まずはアルコールでどの程度の病原微生物を殺せるのかを見てください。

次の表は、各種消毒薬がどこまでの範囲の病原微生物(細菌やウイルス)に効果があるかを示したものです。

(タップで拡大表示)

出典:現代歯科薬理学 第6版

この中からエタノール(アルコール消毒)だけ抜粋したものが次の表です。

(タップで拡大表示)

「ウイルス(エンベロープ無)」は長時間アルコールに浸す必要があり、「芽胞」に対しては無効ですが、アルコールはHIVを含むほとんどの病原微生物に有効だと分かります。

「エンベロープ」や「芽胞」は難しい言葉なので、ここでは「新型コロナウイルスにはエタノールが有効!」ということだけ覚えてください。 新型コロナウイルスは「ウイルス(エンベロープ有)」です。

正しいアルコール消毒の手順

それではアルコールを使った手指消毒の手順を写真付きで紹介します。

まずはアルコールを手に溜めます

ボトルからアルコールを手に出します。

きっちりワンプッシュ出すと多すぎかと思われる量が出ますが、最後は揮発するので問題ありません。

手を軽く丸めてアルコールを手のひらに溜めてください。

指先を洗います

指先を手のひらでこするように洗ってください。

爪の中には汚れが溜まりやすいです。

手のひらを洗います

両方の手のひらをこすり合わせて、手のひらを洗います。

手の甲を洗います

片方の手のひらで、もう一方の手の甲を洗います。

手のひら側から指の間を洗います

手のひらを合わせ、指と指の間を洗います。

手の甲側から指の間を洗います

片方の手のひらを、もう一方の手の甲側から合わせ、指の間を洗います。

親指を洗います

片方の手で、もう一方の親指をぐるっと巻きこむようにして洗います。

他の指を洗います

残りの4本の指も同様に洗います。

みなさんがやる分にはちょっと丁寧過ぎるかなという部分なので、省略してもかまいません。

最後に手首を洗います

片方の手で、もう一方の手首をぐるっと巻きこむようにして洗います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

福岡でも新型コロナ感染が拡がっていますが、少しでもリスクを下げるために是非とも正しいアルコール消毒を実践してみてください。

今回はアルコール消毒について説明しましたが、帰宅後の手洗いうがい、マスク着用による予防も大切です。 マスクは表裏を間違えている人がけっこういるので、よかったらマスクのコラムも読んでみてください。