マスク着用する時の2つのチェックポイント。表裏、間違っていませんか?

2020/4/6公開 (2020/5/14更新)

こんにちは。 陽だまり歯科院長の猿田陽平です!

今回は正しいマスクの付け方をご紹介したいと思います。

新型コロナウイルスのニュースで言われているだけあって、みなさんマスクを付けて来院されることが多くなりました。

道行く人を見ていると半分以上の方がマスクを付けていますね。

ところがよくよく見ていると、マスクの上下や表裏を間違えて付けている方がけっこういます。

今はマスクが入手しづらい状況なので、せっかくなら正しくマスクを付けて感染予防しましょう。

今回は正しいマスクの付け方を覚えて帰ってください。

まずはマスクの上下を確認しよう!

マスクの上下はすぐに分かります。

針金が入っている方が上(鼻の方)です。

写真のピンクの部分が針金の位置。

なぜ針金が上かというと、鼻のラインにぴったりと沿わせるためです。 針金を鼻の形に合わせて、なるべくすき間ができないように使用してください。

すき間があると、そこから埃やゴミが入ってきて、マスクをしてる意味が下がってしまいます。

マスクによっては針金がないタイプがあるので、ない場合は記事を最後まで読んでくださいね!

マスクの表裏を間違えている人がけっこういます!

患者さんが付けてくるマスクを見ていると、みなさん色々な方法で表裏を判断されているようです。

一番分かりやすいのは表裏を文字で書いてあるタイプだと思います。

このように「内側」と文字が入っているマスクを見たことがあります。

次に多いのが耳にかける紐の縫い目で判断。

縫い目がある方が内側というわけです。

ですが、実はこの判断の仕方ではマスクの正しい表裏にならない場合があります

正しいマスクの表裏の見極め方

マスクの表裏は、ひだの向きで決まります。

上の写真のように、マスクにはひだがついていて、溝が出来ています。

正しいマスクの付け方は、溝が下にくる向きです。

なぜ下向きかというと、上を向いていると埃やゴミが溜まってしまい、マスクを付けている効果が下がってしまうからです。

このマスクを表裏逆につけると、溝が上を向いてしまいます。

これは正しくないマスクの付け方で、こうなっている人をけっこう見かけるので注意してみてください。

溝が下を向く方が表です。

Amazonを見てみると…

ネットの商品はどんな感じだろうとAmazonを見てみました

ちゃんとひだが下向きになってて、それが写真で分かるようになってますねぇ。

しかしめちゃくちゃ高いです…。 ざっと見た感じ、安いもので50枚で1890円(2020年5月8日現在)。 普段の3倍以上。50枚で1000円(2020年5月14日現在)。 かなり値段も落ち着いてきてるみたいですね。

上下に溝ができるタイプは気を付けよう!

マスクによっては上下両方に溝が出来てしまうものがあります。

このタイプは上下や表裏をどのようにしても上向きの溝ができてしまうので、あまり良くはないと思います。 上向きの溝が下半分になるように心がけましょう。

と言っても、今は選べるほどマスクが流通していないので、このタイプのマスクを外す際には、表面に触れないよう特に気を付けてください。

マスクを外す時は表面に触れないように!

マスクを外す際には表面に手が触れないよう注意して外しましょう。

マスクの表面は、僕たちが吸い込むはずだったものを代わりに受け止めてくれている部分です。

今回の騒動に合わせていえば、僕たちが吸い込むはずだったコロナウイルスが表面には付いています。

なので、マスクを外す際に表面に触れてしまってはマスクをしていた意味がなくなってしまいます。

耳のゴムを外してマスクの表面や裏面には極力触らないようにしてから、外してそのままごみ箱へ入れましょう。

一般家庭の場合はその日にゴミ出しできないと思うので、何か袋に入れて捨てた方がより安全です。

今回のまとめ!

マスクの表裏を判断するポイントは次の2つです。

  • 針金が上にくるように!
  • ひだが下を向くように!

正しくマスクを着用して、みなさんも新型コロナウイルスの感染予防に努めてください。

同じくコロナ予防でみなさんアルコール手指消毒をする機会が増えてきたと思います。 よかったらアルコール消毒のコラムも読んでみてください。